ガーデニングの水やりタイミング
水やりのタイミング
ガーデニングで花を美しく咲かせるコツは、水やりにあります。
水やりというのは、無闇に毎日やればいいというものではありません。
毎日水をやっていたら、花が枯れてしまったという経験をしたガーデニング初心者も多いのではないでしょうか。
植物が健康に育つためには、適度な日光と水が必要ですが、水やりをする際には必ず土が乾いてから水をあげることが大切です。
植物というのは、根から水だけを吸収するのではありません。
空気も根から吸収しますので、土が常に濡れた状態だと空気不足になって枯れてしまうのです。
大きな鉢の場合には、表面は乾いているように見えても、鉢の底のほうが水でいっぱいになっていることも考えられます。
ですから目で見て確認するだけではなくて、実際に手で触ってみて、土が乾いているかどうかをチェックしましょう。
水やりで注意するポイント
鉢植えの植物に水やりをする際には、たっぷりとあげることが重要です。
水をたっぷりあげないと、土の中に含まれている空気が入れ替わらないため、新鮮な空気を吸収することができません。
コツは、鉢の底から水が流れ出すまで水やりをすることです。
そして受け皿にたまった水はすぐに捨て、受け皿を常に清潔な状態に保っておきましょう。
花や葉にボリュームがあって、こんもりと土の表面を覆っているような場合には、水がしっかりと土の中に染み込んでいないことがあります。
ですから、花や葉をかき分けて、水やりをすることが大切です。
もうひとつ水やりで大切なポイントは時間帯で、水やりは朝に行うのがベストです。
植物は昼の間に水分を葉や花から蒸発させていますので、朝に水をあげるのがおすすめです。
夜に水やりをすると水分を十分に発散できないため、病害虫によって枯れてしまう危険があります。
また、真夏は昼間に水やりをすると水がすぐに温まってしまい、植物が「茹でられた」状態になります。
こうなるとすぐに枯れてしまいますので、花がしおれている場合には夕方に少しだけ水やりをするのがおすすめです。
植え替え時の水やり
植物を小さな鉢から大きな鉢に植え替えるような場合には、植え替え直後にたっぷりと水やりをするのがポイントです。
植え替え直後に水やりを多めにすることによって、土と植物の根を密着させることができます。
鉢の底からきれいな水が出るまで、しっかりと水やりをしましょう。
水やりをして土が足りないようであれば、上から補充します。
ホースやじょうろの先端部分をシャワーのノズルにしている場合には、水が葉にかかって土によく届いていないことがありますので、できるだけシャワーのノズルは外して水やりすることをおすすめします。