土をリサイクルしてみた
古い土が良くない理由
古い土をそのまま使っては、植物はスムーズに育つことができません。
土をもう一度使うためには、土の力を復活はさせてあげることが大切です。
古い土が良くない理由の一つは、病原菌の原因となる根っこが残っていることです。
病原菌がつきやすい根っこが残った状態で他の植物を植えても、病気になってしまう可能性が高いと言えるでしょう。
また、古い土は水はけが悪くなっているケースが非常に多くあります。
多くの植物、特に家庭菜園で育てる植物は、水はけのよい土を好みます。
水はけが悪い土壌では、水が腐ってしまったり根っこが腐ってしまい成長を妨げてしまう懸念があります。
さらに、すでに植物が吸収しているミネラルや肥料分が抜けているので、栄養があまり残っていないということも古い土を使ってはいけない理由の一つです。
種が発芽したり発芽した状態から大きく成長するためには、土の中にミネラルや肥料がきちんと入っている必要があります。
一度他の植物を育てた土の中はカラカラに枯渇しており、養分が残っていない可能性が考えられるのです。
再利用するためのポイント
土を再利用するためには、まず一度使った土をふるいにかけましょう。
こうすることで、土の中に残っている植物の根や壊れた微塵を取り除くことが出来ます。
また、害虫の駆除にも繋がると言えるでしょう。
そして次に、ミネラルと肥料分を土に補給していきます。
最後に腐食を補充して、ふわふわの土を作りましょう。
リサイクル方法
数回しか使用していない土であれば、それほど手間をかけずに簡単にリサイクルすることが可能です。
まずは、適度に乾いた状態の土をふるいにかけましょう。
この際使用するふるいは、何段かの層に分かれていてしっかりとふるいにかけられるものを使うと良いでしょう。
三段目に残った土を使いたいので、シートに落ちたものと、一段目と二段目に残ったものは捨てます。
三段目に残った土をふわふわにするために、ジフィーミックス、そしてミネラル補充としてミリオンやマイガーデンなどの肥料を入れて混ぜ合わせていきましょう。
こうして土がふわふわで綺麗になれば、家庭菜園やガーデニングに再び使うことができます。
一方、もうすでに何度も使った土をリサイクルする場合には少しステップが増え手間もかかります。
しかし、連作していても土はリサイクル可能ですから、手間をかけても問題ない場合はリサイクルにトライしてみてください。
まず、同じようにふるいにかけ、その後発酵させて熱処理するための成分を加える必要があります。
発酵に必要な水分と餌を与えたら、水の水分量チェックしつつベランダなどでしっかりと乾燥させていきます。
土が発酵して菌が繁殖したら、ミネラルと肥料を加えて完成です。