「直売所」や「道の駅」で野菜を売りたい
家庭菜園でたくさんの野菜が収穫できるようになってきたので、直売所や道の駅で販売できないか調べてみました。
農産物直売所で販売する方法
直売所はJA(農協)の管轄になっているところが多いようで、JA管轄の直売所では組合会員になる必要があります。
JAの管轄外の直売所では、販売したいことを管理人さんに直接伝えに行くところから始まります。
管理者さんがいつも常駐されているわけではないので、事前に問合せてアポを取っておくようにしましょう。
基本的に販売価格は自分で設定できます。ただ、他の出品者と同じ野菜なのに大幅に値段が違う場合は、調整するようお願いされることがあるそうです。
当日卸した野菜が売れ残ってしまった場合は、その日の夕方や次の日の朝に引き取りに行きます。
お店によっては処分してくれるところもあるので、登録時に聞いておくといいでしょう。
直売所の手数料
直売所で登録をする際に、年会費や入会金が必要になります。
地域によって異なりますが、入会金は3,000~10,000円、年会費は2,000~5,000円とバラバラでした。事前に確認しておきましょう。
会員になると出荷者コードがもらえるので、袋詰めした野菜に貼って売り出します。
手数料は、販売価格の15%~20%になっているようです。
仮に野菜が100円だったら、100円-15%=85円。
スーパーなどに卸す場合、仲卸業者などの仲介手数料が乗るため、手数料だけで55%ほどかかる場合がありますが、比較してみると直売所は仲買がないので利益が大きくなります。
道の駅
地方の道の駅では出店者を探しているところが多いようです。道の駅としては、地元の農家さんをもっと取り込みたいと考えているようなので、直接販売したいことを伝えれば簡単に出品できるかもしれません。あくまでも地域によりますので「道の駅連絡会」に問い合わせてみてください。
登録時には、契約書などの書類を提出したり、契約内容を確認したあとに、栽培履歴書等の書き方講習や研修を行っているところもあります。
道の駅の販売手数料
地域によって異なりますが、大体は10%~23%ほどです。直売所に比べて高くなるところもあるので、登録する前に確認しましょう。
入会金は3,000円~5,000円ほど、年会費は5,000円程度だそうです。
ただ、登録者コードや生産者シールは有料となっており1枚1円かかる場合もあるそうです。
道の駅の人気が高いところでは、観光客や買い物客で平日でも賑わっているところがあります。そういった地域では、出店したい人も多く競争率が上がっているため、人気の道の駅では出店料2万円~というところもあるようです。
販売手数料が高いところもあるようですが、1日の買い物客の人数が全然違うのでたくさん売りたい方にはおすすめです。
最初の数回は、お試し販売というかたちで値段や量を調整させてくれるところが多いようですので、自分に合う販売方法をいろいろ試してみるといいですよ。