「ニンジン」を育てよう
ニンジンは1年中見ない日がないくらいスーパーの売り場に並んでいる野菜です。
春まき・夏まき・秋まきとタイミングがたくさんありますが、おすすめは冬に収穫する夏まきです。
ニンジンの種まきから収穫までの具体的な栽培方法
ニンジンはプランター栽培もできますが、根を深く張るため大き目なプランターが必要です。
品種を選ぶ時にベビーキャロットや、平安三寸という10cmほどの小さめのニンジンを選べばプランターでも問題ありません。どちらも極早生種なため80日ほどで収穫時期を迎えます。
育て方
- 土作り
- 種まき
- 間引き
- 追肥・中耕
- 収穫
ニンジンは酸性土が苦手なため、苦土石灰は多めに混ぜ合わせましょう。完熟堆肥3kgに対し、苦土石灰は100gが目安です。耕すときに、石ころやゴロ土は取り除いておきましょう。
種まきのまえに、種を一晩水に浸けて発芽を促進させます。翌朝、浸した種は水気を取ってからまきます。
2,3cm幅で深さ1cmほどの筋を作り、2,3mm間隔でスジまきしていきます。上から土を5mmほどかぶせ、藁などで軽く押さえて保湿させましょう。
葉が2,3枚出てきたら1度目の間引きをします。2cm間隔くらい開けて間引きましょう。
2度目は、葉が3,4枚ほどに増えてきたころに3~4cm間隔に広げ、3回目は本葉が5,6枚になったころに10~12cmに間引いていきます。
間引きのタイミングで追肥と土寄せをしてください。
この間引きのタイミングを誤ってしまうと、苗立枯病を起こしてしまいますので注意しましょう。
11月ごろに入り、土寄せしたところからニンジンが顔を出して来たら収穫のサインです。
ニンジンの代表的な品種
ミニキャロット、甘美人、早どりニンジン 紅輝、オランジェ、金美ニンジン、パープルターゲット、金時ニンジン、京くれない、ホワイトハーモニーなど。
ニンジンはオレンジ色だけでなく黄色や白、紫などのカラフルな種類があります。
ニンジンおすすめの調理方法
金時ニンジンは、柔らかい食感なのに煮崩れしにくいので煮物に合います。
黄色ニンジンと言えば金美ニンジン。ニンジン特有の匂いが少ないので、サラダなど生食やジュースに向いています。
ミニキャロットは、その名の通り小さいのが特徴。カットなしでバーニャカウダやシチューに使えたり、そのまま漬けてピクルスにしたりするのもおすすめです。
ニンジンを育てる上での注意点
ニンジンは乾燥が苦手なので、水やりを忘れないようにしてください。
また、葉がなくなってしまった時は害虫駆除が必要です。ネキリムシやキアゲハ、キンウワバの幼虫などを見かけたら殺虫剤をまいて、葉を守りましょう。