「きゅうり」を育てよう
夏の野菜と言えばきゅうり。みずみずしいのに栄養がほとんどない野菜ですが、サラダや漬物、炒め物に入れてもおいしく頂ける万能野菜です。
プランターでも作れるので家庭菜園で面積が広くとれなくても安心して育てられますよ。
きゅうりの種まきから収穫までの具体的な栽培方法
きゅうりは4~5月ごろから種まきを始め、6~10月ごろまで収穫ができます。
発芽させるまでは、ポットや箱などで観察ができるので、小さなお子さんがいる家庭で育てても楽しめそうです。
育て方
- 種まき
- 発芽・間引きし
- 土作り
- 定植
- 整枝
- 追肥
- 収穫
9cmポットに幅3cm、深さ1cmの穴をあけ、2,3粒まきます。
箱まきする際は、1列溝を作り2cm間隔のスジまきをしますが、8cm以上離していればもう1列溝を作っても問題ありません。
5日ほどで発芽します。ポットは葉が出たら2本立ちに間引き、本葉が1枚出るころに1本立ちさせましょう。
箱まきの場合は、葉が開いた時点で1苗ずつのポットに移し、本葉が3~4枚になるのを待ちます。
土作りでは、堆肥2kgに対し150~200gの化成肥料を混ぜて耕しておきます。
合掌式の支柱は50cm間隔で立て、あらかじめマルチに60cm間隔で定植時用の穴をあけて下準備をしておきましょう。
支柱に網を張ってツルが巻き付きやすい状態にしても良いですが、摘心する時に網が邪魔になるので合掌式支柱で倒れないように支えるようにしてください。
定植する時は根を傷つけないように気を付けてください。
どんどんツルが伸びていくと思いますが、手の届く範囲で親ヅルをカットしておきます。子ヅルも都度摘心するようにしましょう。
開花してから1週間ほどで収穫時期になります。この時期に乾燥させてしまうと、実の育ちが悪くなってしまうので注意が必要です。
また、収穫後は土の力が弱くなっているので、追肥を欠かさず行いましょう。
きゅうりの代表的な品種
四川キュウリ、四葉キュウリ、加賀の太きゅうり、イボ無しキュウリ フリーダム、ラリーノ、相模半白きゅうり、毛馬きゅうり、デコきゅう、白キュウリ(ホワイティ25)など、たくさんの種類があります。因みに日本は、世界で10位の消費量です。
きゅうりおすすめの調理方法
四川胡瓜はイボが多いのですが、皮は柔らかく歯切れが良いのが特徴です。酢の物や炒め物、サラダなど、何にでも合わせられます。
半白節成胡瓜は、太短めなサイズで白っぽいグラデーションがかかっているのが印象的です。浅漬けやぬか漬けに最適なきゅうりです。
きゅうりを育てる上での注意点
発芽させるまでは25~30℃を保つ必要があります。新聞紙や寒冷紗をかけて環境温度を調整しましょう。