「ショウガ」を育てよう
ショウガは夏場に採れる葉ショウガ、秋ごろの新ショウガがあります。よく目にするショウガは新ショウガになります。
寒いところが苦手なので、15度以上ある時期に栽培するのがポイントです。
ショウガの種まきから収穫までの具体的な栽培方法
葉ショウガ、根ショウガどちらも4月ごろに植え付けし、葉ショウガは8月ごろの収穫、根ショウガは10~11月に収穫します。
種ショウガを定植して、新ショウガを作っていきましょう。
育て方
- 土作り
- 定植
- 追肥・土寄せ
- 日よけ・マルチング
- 収穫
土作りでは、ボカシ肥を使うと良いでしょう。市販のマイガーデンネジフルのような配合された肥料だと手間が省けます。
種ショウガは、50gほどのサイズに手で割りながら定植します。小さすぎると育ちにくいので注意してください。
30cm四方のプランターで、深さが40cmほどあれば育ちます。このサイズのプランターには、種ショウガ1つを目安に定植していきましょう。
深さ15cmほどの穴を掘り、種ショウガを寝かせるのですが、根が出そうな少しとがっている部分を上にして土をかぶせます。土をしっかり押さえてから水を与えましょう。気温が上がらず地温が低い時は、マルチをかぶせて温めます。
葉が伸びてきて15cmくらいになったら追肥と土寄せをします。2回目は葉が30cm丈のタイミングで、3回目は1カ月後を目安にしてください。
ショウガに直接強い日差しが当たらないように、遮光ネットをかぶせ日よけを作ります。また、乾燥を防ぐため、土の上に藁を敷き詰め、上からマルチをかぶせておきましょう。
葉先が黄色がかって枯れ始めてきたら、ショウガの収穫時期です。引き抜く時に種ショウガを折らないように気を付けてください。
収穫したあとの種ショウガも食べられます。新ショウガに比べて固くて辛みが強いので、天ぷらや薬味にして食べてみてください。
ショウガの代表的な品種
老成生姜、古根生姜、新生姜、矢生姜、こがね、三州生姜など。
大生姜が日本で一番多く栽培されていて、年間約20,000トンにもなるそうです。
ショウガおすすめの調理方法
新ショウガは、一般的なショウガより少し白っぽいのが特徴。みずみずしく辛みが少ないので甘酢漬けがおすすめです。
若採りの新鮮な葉ショウガは、生のままディップするのとおいしく頂けます。少し時間が経った葉ショウガは、つくねや肉巻きなど、肉と相性が抜群です。
ショウガを育てる上での注意点
根茎腐敗病になると土の中で伝染していきます。葉の色が変色していたり、茎が腐ってきたりという症状があればすぐに取り除き、土の入れ替えをしましょう。
ハスモンヨトウやアワノメイガ、ネコブセンチュウなどの害虫が出やすいので、定植後は早めに殺虫剤の散布をしましょう。