「オクラ」を育てよう
オクラの生産量が日本で一番多いのは、鹿児島県。夏バテ防止にもなると言われているオクラは、比較的簡単に育てられます。
家庭菜園の場合は春ごろに種をまいて、夏から秋口にかけて収穫できます。
オクラの種まきから収穫までの具体的な栽培方法
4月ごろに種まきをして発芽させ、5~6月で定植、7~10月くらいまで収穫ができます。
オクラは暑さには強いのですが寒さに弱いため、夜中の気温が10度を下回らないように気を付けることが必要です。
育て方
- 種まき・育苗管理
- 発芽・間引き
- 土作り
- 定植
- 追肥
- 収穫
オクラの種は硬いため、発芽まで時間がかかることがあります。種まきする前日に種をぬるま湯に浸しておくと、発芽しやすくなりますよ。
直径4,5cm深さ1cm程度の穴に4~5粒ほどの種をまきます。上から土をかぶせ軽く押さえたら水を与えて発芽を待ちましょう。
トンネルやマルチなどで温めて、25~30度を保てるように調整してください。
発芽後、本葉が2枚出てきたころに2本立ちにし、3,4枚葉ができたら1本立ちに間引きしていきます。
種まきから30~40日ほどで本葉が5,6枚になるので、定植していきましょう。
堆肥3kgに対し100gの化成肥料を混ぜた土を作り、25cm間隔で植え替えします。そのタイミングで保温のための穴あきマルチを張り、害虫からもガードしましょう。
成長してきたら風で倒れないように支柱を立てます。囲うような形の垣根式が簡単なので、初心者の方にはおすすめです。
オクラは倒れやすいので、風通しが強いところで育てる場合は、1本ずつ支柱にくくって倒れないようにしてください。
収穫節より2~3枚下の葉は、取り除いて実への栄養を集めます。
追肥は畑で言うとうね部分より通路部分にまきます。プランターの場合は、できるだけ離れたところにまいてあげましょう。
花が開花してから4,5日ほどで5~8cmほどのサイズになっていれば収穫時期です。時期を逃してしまうと硬くなってしまうので、気を付けましょう。
オクラの代表的な品種
島オクラ、紅オクラ、ダビデの星、ミニオクラ、平成グリーン、グリーンソード、レディーフィンガー、ベニー、花オクラなど。
オクラおすすめの調理方法
ダビデの星は、肉厚で太く、角が多い星形です。薄くスライスしてかき揚げや天ぷらにするとおいしく頂けます。
紅オクラは、名前の通り赤いオクラです。火を入れると色が抜けて緑色になってしまうため、薄めのスライスで和え物にするのがおすすめです。
オクラの消費が一番多い国はインドで、カレーや炒め物などによく使用されていますよ。
オクラを育てる上での注意点
アブラムシ対策には定植前の殺虫剤や、ストライプ柄の入ったマルチが効果的です。柄付きマルチはネット購入もできますよ。