「ジャガイモ」を育てよう
ジャガイモは初心者でも失敗しにくく、簡単に育てられる野菜です。
春先に植えれば、あまり手をかけなくても勝手に成長してくれますよ。
ジャガイモの種まきから収穫までの具体的な栽培方法
ジャガイモは、年2回の植え付けタイミングがあります。基本は、春に植え付けをします。
2月ごろに植えないと、暑さが苦手なジャガイモを元気なうちに収穫できません。
夏前までに収穫したら夏場は一旦お休み。夏が過ぎて秋ごろにまた植え付けをして、12月ごろに収穫します。
ジャガイモは畑が必要だと思っている方も多いかもしれませんが、プランターでも家庭菜園ができます。
深さが30cm以上のプランターであれば問題ありません。
また、プランターを置くことも難しい場合には、ホームセンターで売られている培養土10リットル~15リットルくらいの袋(幅約25cm)を立て、そのまま袋の中で育てるという方法もありますよ。
育て方
- 種イモを日光に当てて芽出しする
- 大きい種イモを半分に切って乾燥させる
- 植え付け
- 芽かき(間引き)
- 土寄せと追肥
- 病害虫対策
- 収穫
種イモはスーパーで売っているジャガイモではありません。
初心者は検査機関の合格証がついた種イモがおすすめ。小さな種イモが1kgあたり20個くらい入っているものを選ぶといいでしょう。
2週間ほど直射日光で芽が出るように育ててから植えます。
大きいイモしかない時は、30~50gサイズにカットして乾かしてから植えます。
植える時は、30cm間隔で5cmくらいの深さに植えていきましょう。
芽が5cmほど伸びてきたら硬い芽だけを残して間引きします。土寄せする時に、追肥してあげましょう。
大体の葉が黄色く枯れてきたころが収穫時です。濡れると腐りやすくなってしまうので、天気が良い日に収穫しましょう。
ジャガイモの代表的な品種
男爵薯、メークイン、新じゃがいも、キタアカリ、インカのめざめ、インカのひとみ、ニシユタカ、ひかるなど、ジャガイモの品種は他にもたくさんあります。
ジャガイモおすすめの調理方法
品種によって、食べ方を変えるとジャガイモの良さが際立ちます。
例えば男爵なら、煮崩れしやすいのでポテトサラダに。アンデスレッドはクリーミーなのでコロッケなどにするのがおすすめです。
ジャガイモを育てる上での注意点
手をかけなくても多少は大丈夫ですが、花が咲いたら取り除いたり、土寄せのあとに追肥をしたり、こまめに手入れをしてあげましょう。
寒さや暑さが苦手なので、気候変動をしっかりチェックするのがポイントです。
また、緑がかったジャガイモを収穫しても食べないでください。緑色の部分にはソラニンが多く含まれているため、食中毒を引き起こす可能性があります。
初めてのジャガイモは、楽しくおいしく収穫してくださいね!