「ダイコン」を育てよう
日本のダイコン消費量は世界一と言われるほど、和食には欠かせない食材です。
ダイコンは寒さに強いイメージがありますが、根が凍害を受けやすく、岐根(二股)になってしまうことがあります。
収穫タイミングは2回あり、夏どり用・秋どり用などと呼ばれています。
ダイコンの種まきから収穫までの具体的な栽培方法
種まきは3~4月ごろと8月ごろ。夏どり用は6~7月に収穫でき、秋どり用は10~11月ごろに収穫できます。
ダイコンもプランターで栽培できますが、30cm以上の深さがあるものを使用してください。
育て方
- 種まき
- 間引き
- 追肥・中耕
- 収穫
土作りでは、完熟堆肥を使います。苦土石灰は100g程度入れておきましょう。
1週間前までに化学肥料を150gほど入れて耕し、土作りは完成です。
種まきは幅15cm、深さ1.5cmほどの穴を25cm~30cm間隔で開けていきます。穴には種を5,6粒ずつ入れ上から1cmほど土をかぶせます。
2,3日で発芽するので葉がしっかり開いたら、3本立ちくらいに間引きをしていきましょう。
しっかりした葉になってきたら2本立ちに、本葉が6~7枚になってきたら1本立ちにしていきます。
この時期になると鳥などの被害が出てきます。寒冷紗や虫よけネットなどでトンネルにして、外敵から守りましょう。
追肥に化成肥料を1m2に一握り程度まき、ダイコンが倒れたりぐらついたりしないように土寄せをします。
夏どりダイコンは50~60日で収穫できます。放置しすぎるとスが入ってしまうので収穫時期はしっかり管理しておきましょう。
本葉が横に広がり、中心部分が開いてきたころが収穫タイミングです。
ダイコンの代表的な品種
青首大根、祝大根、辛味大根、丸大根、桜島大根、紅甘味大根、練馬大根、三浦大根、紅くるりなどダイコンは全国で100種類以上あります。
ダイコンおすすめの調理方法
青首大根は、よくスーパーなどで見かけるダイコンです。生でも加熱してもおいしく食べられます。
三浦大根は柔らかい食感が特徴で、おでんなどの煮物に向いています。
辛味大根は名前の通り辛みが強い大根なので、薬味として大根おろしにするのがおすすめです。
練馬大根は長いダイコンで、1m以上になるものもあります。たくあん用に使われているダイコンです。
おいしいダイコンの見分け方は、表面に等間隔で空いている穴(根の部分)がまっすぐに並んでいると、甘みがありおいしいダイコンだと言われていますよ。
ダイコンを育てる上での注意点
害虫が付きやすいので、アオムシ、ヨトウムシ、キスジノミハムシなどに注意しましょう。
浸透性殺虫剤を使ったり反射板マルチをかぶせたり防御力をあげて、害虫から守ってあげてください。