「サニーレタス」を育てよう
種まきから収穫までの具体的な栽培方法
サニーレタスはとても手軽に家庭菜園できる野菜のひとつで、苗を植え付けてから30日ほどで収穫できるでしょう。
レタスの下位部類にあたるサニーレタス、またリーフレタスは、一般的なレタスのように丸くなりません。
シンプルの栽培方法が魅力で、初めての家庭菜園にも向いています。
サニーレタスを栽培するための土は、市販の野菜用培養土で問題ありません。
もしくは赤玉土を7、腐葉土2.5、バーミキュライト0.5、そして石灰を少し混ぜたものでもよいでしょう。
サニーレタスは過湿に弱いので、プランターや鉢の底には赤玉土を敷き詰めて水はけを良くしましょう。
種まき・苗植えともに、3月から4月、もしくは9月から10月が適しています。
プランターに苗植えをする場合は、底が16cm以上のものを使いましょう。
土を軽く入れ苗をプランターに入れたら、苗の周りに土を入れるようにして植え付けていきます。
株元が安定するように、植え付けた後はプランターを軽く揺らしましょう。
種まきする場合、発芽の適温である18〜23℃ぐらいをキープしましょう。
一マスごとに何粒か種をまき、薄く覆土しましょう。
葉っぱが出始めたら、発育の悪いものを間引いていきましょう。
本葉が2〜3枚になったタイミングで植替えを行います。
代表的な品種ご紹介
色がとてもきれいで、高温期の栽培でもとてもよく育つ品種は、リーフレタスのレッドファイヤーです。
葉っぱは柔らかく、緑色と赤色の着色バランスも良いので、食卓に並ぶと良い彩りになります。
サニーレタスは、草の丈が20〜25cmになった頃に収穫します。
あまり放っておくと葉っぱが硬くなってしまうので、要注意です。
なお、サニーレタスは植え付けから約1ヶ月で収穫できます。
葉を少しずつもむしるように収穫するか、株ごと一気に収穫するかは、種を採取したいかどうかによって異なります。
サラダなど、手軽に食卓に追加できるのが魅力です。
育てる上での注意点
サニーレタスは、ナメクジやアブラムシといった害虫に狙われることがあります。
発育する4月から6月、もしくは9月から10月にかけて非常に多く発生し、被害が及ぶことがあるでしょう。
花や葉っぱなどの柔らかい部分を好んで食べるアブラムシは、ネトネトした液体を植物に付着させてしまいます。
これが原因で、すす病などを発生してしまうことがあります。
ナメクジも、同じように植物の柔らかい部分を食べてしまいます。
そのため、地植えする場合は植え付けた後に防虫ネットをかけておきましょう。
隙間ができないよう、杭などで固定しておけば害虫予防につながります。
もしくは、天然由来成分の農薬などを使うのも良いでしょう。